2024年9月11日にPS5Proが2024年11月7日、アメリカで699ドル(税抜)799ユーロ(税抜)、119800円(税込)と発表されました。
これを受けて世界のSNSでは「高い」という声が上がりました。PS5を抽選時代に購入できた私もゲーム機に12万円はきっと払わないです。
ここでゲーミングPCに乗り換えるべきなのか?と思う方もいると思います。
アサクリやコンコードで問題を抱える中、この強気価格はなぜなのでしょう?
今回はPS5proは売れるのか?ゲーマーにはどういう選択があるのか?をゲーマー視点でお送りいたします。
PS5Proのスペック紹介と所感
項目 | PS5(新型) | PS5 Pro |
価格 | 約79,980円(税込) | 約119,980円(税込) |
CPU | x86-64-AMD Ryzen “Zen 2” 最大3.5GHz | x86-64-AMD Ryzen “Zen 2” 高周波数モード搭載 3.8 GHzくらい? |
GPU | AMD Radeon RDNA 2-based graphics engine RTX2060くらい | AMD Radeon RDNA 3-based graphics engine RTX4060くらい? |
GPU性能 | 10.3 TFLOPS | 33.5 TFLOPS? |
システムメモリ | GDDR6 16GB | GDDR6 24GB |
ストレージ | 1TB SSD | 2TB SSD |
ディスクドライブ | Ultra HD Blu-ray(着脱可能) | ディスクドライブ非搭載(別売りで対応可能) |
レイトレーシング | 対応 | 進化したレイトレーシング機能 |
解像度 | 4K対応 | 4K対応(AIによる解像感向上) |
フレームレート | 最大60FPS | 最大120FPS |
オーディオ | Tempest 3Dオーディオ技術 | Tempest 3Dオーディオ技術 |
ネットワーク | Wi-Fi 6対応 | Wi-Fi 7対応 |
後方互換性 | PS4ゲーム対応 | PS4ゲーム対応(ゲームブースト機能付き) |
このスペックで12万は、自作PCを作成する側としては(ちょっと高いけど、現在の為替を考えるとまぁ。)と思います。ゲーマーとしてみると(高い!)の一言です。
1つ1つのものを見ていくと、悪くありません。ただ、問題は「これがほぼゲームにしか使えない点」でしょう。
それを示す通り、9/26に海外の予約が9/27現在でもまだ売れ残っています。PS5の時はあっという間だったのが印象の残ったのとは対照的ですね。
やはり「ゲーム機」としてみると高いんです。
それはPS5でも印象は一緒なんですよね。8万円に値上げした途端に週間売り上げが1/3程度に落ち込みました。
両方持っている私の身からの考察
ここでゲーミングPCと比較して~というのはちょっと違います。ゲーミングPCは他にも使い道があるんです。
実際、私はメインPCはそこそこ重いソフトを動かすために下のような構成を使用しています。
購入月 | 2023年初頭 |
CPU | Corei5-13400 |
GPU | Geforce 3060ti |
メモリ | 32GB |
ゲーミングPCではありませんが、最低限のゲームは動きます。PS5よりは動くかな?という印象です。
これが昨年20万弱で組み立てました。いまだと15万弱くらいで組み立てられるでしょうか。
私のように仕事メインで使っていて、ゲームもする人にとってはこれは高くない。これが「ゲームだけ」になると高いですね。
同等のゲーミングPCと比較してみる
実際に今、このレベルのゲーミングPCを購入するとどれぐらいするのかを見てみましょう。
ドスパラ様
一例としてドスパラ様のガレリアシリーズの表でみますと、20~25万くらいでしょうか。オプションを追加する必要があるのでもう少し値段が行くかな?と思います。
正直、動画配信する人や動画編集する人、ゲームを遊びたいという人以外には過剰スペックなPCですね。
これを「ゲームだけのために買うのか」というと、それもまた無い話です。
「ゲームのためだけのPS5Pro」と「ゲーム以外もできるPC」の比較は平行線になるだけなのでしません。
実際のゲームはどのレベルで動くものになる?
では、PS5Proと同レベルのPCでゲームはどのレベルで動くのかを紹介します。
the 比較様
The 比較様の比較では、上記のPCで最高設定でホグワーツレガシーが70fps以上とのことで、十分動く感じです。
私はPS5でホグワーツレガシーを遊びましたが、ほぼほぼ60fps出ていました。単純にPS5が60fpsまでしか出ないためそこで止まっていた可能性もあります。
そう考えるとPS5Proではもっとスムーズでしょう。ゲームに特化しているだけのことはあると思われます。
モンハンワイルズをPCで動かそうとすると・・・
では、2025年2月28日の最新ゲームのモンハンワイルズを動かそうとすると話が全く変わってきます。
最低スペックと推奨スペックがこちらです。
モンハンワイルズ公式
めちゃくちゃハードル高い!我が家のPCでは推奨届いていない!グラボが足りない!
このPCで60fpsでないのかぁ・・・。
先ほどのガレリアのを参考にすると、PCでこれを満たすなら25万くらいのPCを購入が必要でしょうか。
生半可なPCでは推奨スペックで動かないです。
しかもそれで推奨最低ラインです。
快適に遊ぼうとすると、現在組める高スペックPCレベルが必要になる・・・という試算です。
PS5proが売れるかはモンハンワイルズが指標になる
東京ゲームショウでモンハンワイルズが試遊できるようになっていましたが、PS5のみでした。
そして試遊している人の動画を拝見する限り確実に30fps・・・というか30fps未満の場面もある感じでした。
PCの推奨スペックを確認すると仕方ないことだと思います。
ここで(なぜPS5proで試遊しなかったのか)という疑問が出ました。
まだ最適化がされていないのか、思ったよりスムーズに動かないのか・・・と推測します。
モンハンワイルズのためにゲーム機を買う人は確実にいます。
なので、「PS5proだとモンハンワイルズ60fps以上で動くかどうか」が今後売れていくかの1つの指標になると思います。
60fps以上で動く→PCよりお得だから買う人が増える
60fpsでは動かない→失望感で売れない→PS5やゲームPCでいい
となる可能性が高いでしょう。
リークされているPS5proの情報通りだと、最適化しないと60fpsで動くか微妙なラインです。ゲームに最適化しているとするといけるだろうと思います。
ただ、カプコンの辻本さんがインタビュー内で「モンハンワイルズのPS5proが非対応で現在検証中」と発言しているため、今後やるかも?という感じでしょう。
25万以上のPCが必要なものが12万で動く60fpsで動くなら、買う人が増えるのは間違いないでしょう。
逆に言うとPS5proが売れるにはそれぐらいのキラータイトルが必要という事です。
ゲーム機に10万以上払うのはさすがに躊躇しますよね。
私はきっと買いません。モンハンワイルズが動くようにPCの中身の一部を変えます。
まとめ
- PS5proは中身を見ると高くはないがゲーム機としては確実に高い印象
- ゲームPCと比較したら25万くらいは必要。ただ、PCはできることが多いのでとの単純比較は意味がない
- モンハンワイルズがスムーズに動くならPS5proの価値は生まれると予想
以上です。お読みいただきありがとうございました。